FDA、Iberdomideの新薬承認申請を受理;多発性骨髄腫四剤併用療法の新データと鉄死研究

FDAは、再発または難治性多発性骨髄腫に対するiberdomideと抗CD38抗体の併用療法の新薬承認申請を受理した。第2相試験では、DaraKPd四剤併用療法で39%の近完全奏効率が報告され、持続的なMRD陰性を達成した。前臨床研究では、RXRアゴニストIRX4204が骨髄腫細胞を鉄死感受性にし、レナリドミドの効果を増強することが示された。

FDAは、再発または難治性多発性骨髄腫の治療に使用するiberdomideと抗CD38モノクローナル抗体の併用療法の新薬承認申請を受理した。この規制上の進展は、四剤併用療法の有望な長期データや鉄死誘導薬に関する新しい研究など、他の骨髄腫治療の進展と同時期に起こっている。

FDAによるiberdomide(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)の申請受理は、主に第3相EXCALIBER-RRMM試験(NCT04975997)のデータに基づいている。同試験は、複数の先行治療を受けた再発または難治性多発性骨髄腫(RRMM)患者において、次世代セレブロンE3リガーゼ修飾因子(CELMoD)であるiberdomideと、抗CD38をベースとした療法の併用を評価した。主要評価項目には、測定不能残存病変(MRD)陰性、全奏効率、無増悪生存期間、安全性が含まれた。この申請では、治療モニタリングの臨床的に有意な評価項目としてMRDが強調されている。

また、2026年ASCO年次総会で発表された第2相試験では、四剤併用療法であるダラツマブ+カルフィルゾミブ+ポマロミド+デキサメタゾン(DaraKPd)がRRMMの長期治療に有効かつ忍容性があることが示された。同試験には中央値1回の先行治療を受けた28例の患者が登録され、85.7%は自家造血幹細胞移植の既往があった。4サイクル後の近完全奏効率が主要評価項目であり、39%に達した。中央値無増悪生存期間は38.4ヶ月、中央値全生存期間は未到達であった。

フローサイトメトリーによるMRD評価は26例の患者で実施され、65%がMRD陰性を達成し、42%は1年以上その状態を維持した。最良の奏効がMRD陰性であった患者の中央値無増悪生存期間は69.4ヶ月であったのに対し、MRD陽性の患者は14.0ヶ月であった。コンセンサスゲノムステージングでは、評価可能な25例中8例が高リスクと分類され、その中央値無増悪生存期間は18.4ヶ月であり、標準リスク患者の69.4ヶ月と比較された。新たな安全シグナルや治療関連死亡は記録されず、治療中発現有害事象には发热性好中球減少症(21%)と Grade 3以上の感染症(32%)が含まれた。

別途、Natureに掲載された研究では、選択的第3世代レチノイドX受容体(RXR)アゴニストIRX4204が、鉄依存性の細胞死経路である鉄死に対して多発性骨髄腫細胞を感受性にすることが実証された。メカニズム研究では、IRX4204はPPARα-RXRα結合を介してHMOX1転写を誘導し、GPX4レベルを低下させ、鉄蓄積、脂質過酸化、鉄死を引き起こす。in vivoでは、IRX4204はレナリドミドの効果を増強し、腫瘍負荷を軽減し、追加毒性なしで生存期間を延長した。臨床的には、高HMOX1発現は多発性骨髄腫患者の全生存期間の改善と相関しており、RXRアゴニストと鉄死に基づく治療の併用可能性を支持している。

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References

  1. DaraKPd Quadruplet Shows Promise in Treating Relapsed/Refractory Multiple Myeloma · hematologyadvisor.com
  2. IRX4204 sensitizes multiple myeloma to ferroptosis and improves lenalidomide efficacy ... - Nature · nature.com
  3. FDA Accepts NDA for Iberdomide in Relapsed or Refractory Multiple Myeloma · pharmacytimes.com