GLP-1薬、内視鏡は延期が必要な場合も Cleveland Clinic研究で中止後も体重維持が判明

新たな研究により、GLP-1またはGLP-1/GIP作動薬の使用患者では、上部消化管内視鏡前に休薬しない場合、胃内容物の残留が増える可能性が示された。Cleveland Clinicの後ろ向き研究では、薬剤中止から1年後も肥満患者の45%が体重を維持または減少を継続していた。

患者がGLP-1またはGLP-1/GIP作動薬を服用している場合、上部消化管内視鏡(上部内視鏡)前に薬剤を休薬しないと、前日に透明液体食(clear liquid diet)を行っていない限り、胃内残留量が有意に多かった。OCULUS無作為化試験(randomized trial)で示された。試験では、内視鏡の前処置中にGLP-1薬を服用した一部の患者で、胃内に「臨床的に有意(clinically significant)」な内容物が認められた。研究者らは、誤嚥や予定外の気管挿管のリスクを避けるため、少なくとも1回分の休薬を指示するか、手技の延期(再予約)を検討するよう助言すべきだと提案した。

Cleveland Clinicの新たな研究は、肥満または2型糖尿病の治療でsemaglutidetirzepatideなどの注射用GLP-1薬を中止した場合に何が起こるかを分析した。後ろ向き研究(retrospective study)として、3〜12カ月以内にsemaglutideまたはtirzepatideを中止した、オハイオ州とフロリダ州の成人患者約8,000人を対象に検討した。研究は2026年3月12日に公表された。

肥満治療患者は中止前に平均8.4%の体重減少を達成し、1年後の平均体重増加は0.5%にとどまった。2型糖尿病で治療された患者では、中止前の平均体重減少は4.4%で、1年後にはさらに1.3%減少していた。全体として、肥満群の45%、糖尿病群の56%が、薬剤中止後も体重減少を継続するか体重を維持していた。

本研究を主導したCleveland ClinicのCenter for Value-Based Care Researchの研究者は、実臨床データではsemaglutideやtirzepatideを中止した患者の多くが薬剤を再開するか、別の肥満治療へ移行しており、これが無作為化試験の患者より体重再増加が少ない理由を説明し得ると述べた。研究者は、初回に用いた薬剤を中止する必要が生じても、多くの患者が肥満治療の取り組みを諦めていないと指摘した。

肥満と心房細動を有する患者では、GLP-1受容体作動薬が不整脈への対応という点でもより適した減量アプローチとなり得ることが、観察データから示唆された。

研究者らは、semaglutideやtirzepatideのようなGLP-1薬を中止した患者における代替の肥満治療選択肢について、比較有効性をさらに検討する予定である。

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References

  1. People Taking GLP-1s Might Be Forced To Delay Certain Medical Procedures · kffhealthnews.org
  2. Cleveland Clinic Study Examines Weight Changes After Stopping GLP-1 Drugs · nationaltoday.com
  3. We're reading about China's GLP-1 drugs, a puzzling FDA rejection | STAT · statnews.com