糖尿病患者において血圧薬クラスと腎転帰悪化が関連、研究で示唆

ERA学会で発表された新しい研究によると、RAS阻害薬およびSGLT2阻害薬を併用している2型糖尿病患者において、二氷酸ピリドリン系カルシウムチャネル遮断薬(DCCB)の使用は、重大な腎臓有害事象のリスクを33%増加させた。別の研究では、糖尿病性腎症患者が、他の群と比較して著しい血糖値指標の上昇や腎機能の著しい障害を含む、最も重度の生化学的障害を呈することが明らかになった。

スコットランドのグラスゴーで開催された第63回ヨーロッパ腎臓学会(ERA)総会で発表された新しい研究によると、二氷酸ピリドリン系カルシウムチャネル遮断薬(DCCB)として知られる一般的に処方される血圧薬は、2型糖尿病(T2D)および糖尿病性腎疾患(DKD)を有する人々において、著しく悪化した腎転帰と関連する可能性がある。

研究者らは、2016年から2021年に治療を受けた31,031人のT2D成人患者のデータを分析した。全参加者は、レニン-アンギオテンシン系(RAS)阻害薬とナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬の両方を受けていた。これらは、腎疾患の進行を遅らせるリスクを軽減し、腎不全のリスクを低減することにより、転帰を変革した治療法である。うち12,172人はDCCBも処方されており、18,859人は代替の血圧治療を受けていた。参加者は中央値約3.5年間追跡された。

ベースラインの人口統計学的および臨床的差異を調整した後、DCCBの使用は、他の降圧治療と比較して、重大な腎臓有害事象のリスクを33%増加させた。複合転帰には、推定糸球体濾過率(eGFR)が40%以上低下するか、透析や腎移植を必要とする末期腎疾患への進行が含まれた。研究者らは、観察された関連は、薬剤の腎血行動力学に対する効果に起因する可能性があると提案した。DCCBは、腎臓の濾過ユニットに入る血管を優先的に拡張させることで、これらの構造内の圧力を増加させ、腎保護療法を併用しているにもかかわらず、持続的な損傷に寄与する可能性があるという。

研究者らは、この研究は観察研究であり、因果関係を確立することはできないが、結果はさらなる調査を必要とすると強調した。DKD患者に、代替の血圧治療戦略がより良い腎保護を提供するかどうかを判断するには、前向き研究および無作為化比較試験が必要になるだろう。

糖尿病性腎疾患に伴う生化学的障害について、別の研究がさらに詳しい情報を明らかにした。参加者200人を糖尿病性腎症(DNp)、糖尿病対照(DC)、腎症対照(NC)、および健康対照の4群に分割した前向き症例対照研究では、DNp群が最も重度の生化学的障害を呈することが明らかになった。DNp患者は、空腹時血糖値(178.75 ± 61 mg/dL)、ヘモグロビンA1c(8.13 ± 1.7%)、クレアチニン(5.67 ± 1.8 mg/dL)、血中尿素窒素(72.02 ± 22.8 mg/dL)が増加しており、血糖コントロール不良と腎機能障害を示していた。

研究ではまた、群間で異なるパターンも明らかになった。DC群は、中性脂肪(230.67 ± 59 mg/dL)、低比重リポ蛋白(107.41 ± 16 mg/dL)、コレステロール(169 ± 19 mg/dL)が最も高く、著しい脂質異常症を示した。一方、NC群は乳酸脱水素酵素値が1,216.43 ± 634 U/Lと、炎症マーカーが最も高かった。炎症マーカーであるC反応性蛋白は、DNp群とNC群の両方で増加していた。研究者らは、DNp患者が最も重度の血糖値および腎障害を呈し、糖尿病対照群が最も著しい脂質異常症を呈していると結論づけた。

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References

  1. Blood Pressure Drug Linked to Worse Kidney Outcomes in T2D: ERA 2026 - EMJ · emjreviews.com
  2. ECE: Diabetes Tied to Higher Dementia Risk - Renal and Urology News · renalandurologynews.com
  3. Diabetic nephropathy shows severe biochemical abnormalities - News-Medical · news-medical.net