膀胱がんと子宮頸がんの試験でゲムシタビン併用療法の有効性を評価
第2相試験において、筋層侵襲性膀胱がんへのゲムシタビン追加による効果改善は認められなかった。一方で、進行子宮頸がんに対するゲムシタビンの介入的塞栓療法は、静脈内投与よりも良好な予後を示し、膣内細菌叢の正常化にも寄与することが示唆された。
第2相ランダム化比較試験において、筋層侵襲性膀胱がん患者に対し、シスプラチンをベースとした化学放射線療法にゲムシタビンを追加しても、治療成績の改善は見られないことがわかった。この試験(NCT01495676)は、症例不足により早期終了したため、結果の解釈には慎重な判断が求められる。
一方、進行子宮頸がんを対象とした別の研究では、ゲムシタビンとロバプラチンを組み合わせた介入的塞栓療法(インターベンショナル・エンボライゼーション)が、静脈内投与よりも有意に良好な治療成績を示した(P < 0.05)。
この介入的塞栓療法は、局所進行子宮頸がん患者の治療効果と生存予後を改善するだけでなく、膣内マイクロバイオータ(細菌叢)の不均衡を調整する効果も確認された。具体的には、病原菌の一種であるガルドネレラ・バギナリス(Gardnerella vaginalis)の割合を治療前の43.51%から治療後13.54%へと大幅に減少させた。この知見は、がん治療と膣内の微小生態系バランスの関係を探る新たな手がかりとなる。