FDA、乳がん領域で初のPROTACとなるVepdegestrantのNDAを受理

FDAは、Arvinas社とPfizer社が開発する経口PROTAC ER分解薬vepdegestrant(ARV-471)について、ESR1変異を有するER+/HER2-進行乳がんを適応とする新薬承認申請(NDA)を受理した。PDUFA日は2026年6月5日に設定された。本申請は、良好な結果を示した第3相VERITAC-2試験に基づいている。

米国食品医薬品局(FDA)は、内分泌療法による治療歴のあるエストロゲン受容体陽性(ER+)/ヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2-)、ESR1変異を有する進行性または転移性乳がん患者を対象とするvepdegestrantの新薬承認申請(NDA)を受理した。FDAは、Prescription Drug User Fee Act(PDUFA)に基づく審査完了目標日を2026年6月5日に設定した。

Vepdegestrantは、Arvinas社とPfizer社が共同開発中の、経口投与が可能な低分子キメラタンパク質分解薬(PROTAC)エストロゲン受容体分解誘導剤である。第3相試験で有効性を示し、米国で規制審査が行われている初のPROTACとなる。本NDAは、vepdegestrantとfulvestrantを比較評価したグローバル無作為化第3相臨床試験VERITAC-2(NCT05654623)のデータに基づいている。これらのデータは、最近開催されたAmerican Society of Clinical OncologyASCO)2025 Annual Meetingで発表され、同時にThe New England Journal of Medicineに掲載された。

第3相VERITAC-2試験は、CDK4/6阻害薬と内分泌療法による治療歴のあるER+/HER2-進行性または転移性乳がん患者を対象に、vepdegestrant単剤療法の有効性と安全性をfulvestrantと比較評価した。本試験は25カ国213施設で624人の患者を登録し、そのうち270人がESR1m陽性病変を有していた。患者は、vepdegestrantを28日間の継続投与スケジュールで1日1回経口投与する群と、fulvestrantを筋肉内投与する群に1:1で無作為に割り付けられた。試験では、患者の43%(n=270)にESR1変異が検出された。主要評価項目は、盲検下独立中央審査により判定された、ESR1変異集団およびintent-to-treat集団における無増悪生存期間(PFS)であった。全生存期間は主要な副次評価項目である。

VepdegestrantはFDAよりFast Track指定も取得している。Arvinas社のCEOは、vepdegestrantがESR1変異を有するER+/HER2-進行乳がん患者において無増悪生存期間の改善を示したこと、またVERITAC-2で認められた有効性と良好な忍容性を踏まえ、承認されればvepdegestrantは二次治療のESR1変異領域においてベストインクラスの治療選択肢となる可能性があるとの見解を示した。

Vepdegestrantは、経口投与可能なCRBNリクルート型PROTACであり、ER+/HER2-乳がんにおいてESR1変異型を含むERαを分解する。臨床結果に加え、vepdegestrantは、大型のヘテロ二機能性分解誘導剤が1日1回の経口投与を実現できることを示している。

2021年7月、Arvinas社はvepdegestrantの共同開発および共同商業化に関するPfizer社とのグローバル提携を発表した。Arvinas社とPfizer社は、ワールドワイドでの開発費用、商業化費用および利益を分担する。

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References

  1. Arvinas shares gain as FDA approves breast cancer drug Veppanu - Investing.com · investing.com
  2. vepdegestrant (ARV-471) · drughunter.com
  3. Arvinas Announces FDA Acceptance of the New Drug Application for Vepdegestrant for the Treatment of ESR1m, ER+/HER2- Advanced Breast Cancer · drugs.com