テクリスタマブ、二次治療の多発性骨髄腫で疾患進行リスクを71%低下

MajesTEC-9試験で、テクリスタマブは再発/難治性多発性骨髄腫の二次治療において標準治療より優越し、疾患進行または死亡リスクを71%低下させた。無増悪生存期間と全生存期間の改善が示され、BCMA標的二重特異性抗体のより早期の使用を支持する結果となった。

MajesTEC-9試験により、再発または難治性の多発性骨髄腫患者において、テクリスタマブは標準治療と比較して疾患進行または死亡リスクを71%低下させたことが示された。本試験には、過去に1~3ラインの治療を受けた後に治療された患者が含まれ、無増悪生存期間および全生存期間の堅牢な改善が認められた。

本結果は、BCMA(B細胞成熟抗原)を標的とする二重特異性抗体であるテクリスタマブを、新たな標準治療としてより早期に用いることを支持する所見である。これらの所見はMajesTEC-3のデータを補完するものであり、同試験ではCD38抗体であるdaratumumabとの併用におけるテクリスタマブも、標準治療およびCAR(キメラ抗原受容体)T細胞療法を上回る有効性を示した。

MajesTEC-9およびMajesTEC-3の両試験は、二次治療という早期の段階から無増悪生存期間と全生存期間の点で有効性を示している。MajesTEC-9はテクリスタマブ単剤療法を評価し、一方MajesTEC-3はdaratumumabとの併用を評価した。両試験では患者集団に差異があり、とくにdaratumumabやlenalidomideなどの既治療薬への曝露状況や、これら治療に対する不応性の有無に違いがみられる。

テクリスタマブの現在の承認はMajesTEC-1試験に基づく。MajesTEC-9の結果により、現行の承認よりも早い治療ラインでテクリスタマブを使用できるようになる。

テクリスタマブは、試験を通じて確認されてきた確立された安全性プロファイルを有し、高い有効性を示す治療選択肢である。本薬は患者が利用しやすく、臨床医と患者は疾患特性、患者の選好、ならびにアクセス面の考慮に応じて治療を調整できる。

再発または難治性の多発性骨髄腫の治療は、T細胞リダイレクティング免疫療法の導入以降、急速に進展してきた。B細胞成熟抗原の同定は、3つの二重特異性抗体、2つのキメラ抗原受容体T細胞療法、そして抗体薬物複合体の承認につながった。さらに、骨髄腫細胞上のGPRC5D(Gタンパク質共役受容体)とT細胞上のCD3を標的とする二重特異性抗体であるTalquetamabも承認されている。

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References

  1. How Teclistamab Is Rewriting Second-Line Myeloma Care: Roberto Mina, MD | AJMC · ajmc.com
  2. Meta Analysis Compares CAR T Constructs - EMJ · emjreviews.com
  3. Biting the Tail of CAR - T for Relapsed Multiple Myeloma - NEJM.org · nejm.org