連邦政府の資金削減により、ロングCOVID患者に十分な研究資金も支援も不足

連邦政府の研究資金と支援プログラムが大幅に削減される中、ロングCOVID患者の苦悩は続いている。ロングCOVID研究・実践办公室が閉鎖され、NIHの助成金が打ち切られるなど、支援体制が瓦解。COVID-19生存者の最大3分の1が200以上の症状を伴うこの慢性疾患に苦しむが、専門家は疾病の政治化が研究を困難にしていると指摘する。医療従事者は、リソースの削減が診断、治療、新規研究人材の育成を損なうと警告している。

米国全体のロングCOVID患者は、現在の政権下で連邦政府の研究資金と調整された支援プログラムが大幅に削減されるなか、依然として大きな健康課題に直面している。SARS-CoV-2に感染した数百万人に影響を及ぼすこの慢性・多系統疾患は続くが、その研究と治療を目的とした体制はほぼ崩壊している。

ロングCOVIDは、COVID-19を引き起こすウイルスであるSARS-CoV-2感染後に持続する慢性疾患である。当初の病気の重症度に関係なく発症し、急性期から数週間から数ヶ月後に症状が持続、あるいは出現することがある。症状には、思考・記憶障害、労作後倦怠感、息切れ、関節痛、胸痛、遷延性咳嗽、味覚・嗅覚の変化または喪失、極度の疲労が含まれる。調査では、COVID-19を生き延びた人の最大3分の1がロングCOVIDの症状を経験している可能性がある。研究者は、ロングCOVIDの影響を脳卒中やパーキンソン病と比較しており、一部の研究では、進行がんに伴う生活の質の低下と同等の影響を及ぼす可能性があると示唆されている。

2025年9月、ロングCOVID研究・実践办公室は、適切な代替施設もないまま閉鎖された。米国保健福祉省(HHS)は、支持者らが「単なるウェブページに過ぎない」と呼ぶもので代替したが、患者が必要とする調整された体制とはほど遠い。政権はまた、2026会計年度に議会が阻止した国立慢性疾患予防・健康増進センターの廃止も企図している。

NIHの資金削減は、ロングCOVID研究と試験を頓挫または停滞させた。一部の特定の助成金は部分的に回復したものの、広範なロングCOVID研究体制は再構築されていない。現在の5年間の資金は、プログラム開始時の元の投資額を下回っている。資金が最終的に回復しても、突然の打ち切りは研究者と患者に不確実性をもたらし、既に進行中の研究を遅延、あるいは脅かし、連邦資金による臨床研究への信頼を損ない、新規研究人材のキャリア形成を危うくする。

政権はまた、全米のCOVID-19症例数を把握する唯一の手段の一つである、下水監視システムに基づく疾病モニタリングへのさらなる削減も提案している。2025年のOne Big Beautiful Bill Actで導入された厳格な新たな就労要件は、ロングCOVID患者をMedicaid(医療保険)から排除する恐れがある。障害を持つ就労適齢期の成人はMedicaidなどの公的医療保険に依存する傾向が高く、特にロングCOVID患者は、就労要件の免除に必要な書類を揃えるのに苦労する可能性がある。診断を取得すること自体が困難な場合も多い。

こうした政策変更による人的犠牲は甚大である。2022年4月にロングCOVIDを発症した34歳の患者は、両親の家に引っ越すことを余儀なくされ、文芸エージェント兼講師としてのキャリアを辞め、医療費を賄うために退職金を取り崩したと語る。毎日、吐き気がひどく、食べ物の匂いで嘔吐することがあり、機能するためには10~12時間の睡眠が必要だ。無理に外出しても、疲労によりインフルエンザのような症状が出る。陸上では車椅子や歩行器に頼ることが多く、月に一度、リハビリクリニックに通うために4時間かけて移動する。連邦政府の研究資金削減は、彼女のような患者の治療を複雑にしている。

ロングCOVIDの症状は200以上に及ぶ可能性があり、一つを治療すると別の症状が悪化することが多く、管理が極めて困難である。イェール大学のロングCOVID多学科医療センターのメディカルディレクター、リサ・サンドース博士は、医学界が複数の専門医による試行錯誤のプロセスを通じて、症状の認識と治療を可能にしていると語る。しかし、一部の患者にとってロングCOVIDは解決せず、むしろ固定化する。この疾患には重大なデコンディショニング(身体機能低下)が伴い、一部の患者は衰弱性の慢性疲労症候群(ME/CFS)を残す。

ミネソタ大学感染症研究・政策センターのマイケル・オスターホルム所長は、社会的にこれほどまでに議論の的となる疾患について研究データを集める困難さを指摘している。感染率はワクチン接種の有効性により低下しているが、オスターホルム博士は、ロングCOVIDの減少の多くが、実際の回復を反映しているのか、人々が話題にしなくなったり、自分の症状を認識しなくなったりしているだけなのか疑問を呈する。疾患の研究からリソースが削減されると、その疾患が軽度で無視してよいものであるという考えが強まり、人々が自分の体の警告を疑う可能性がさらに高まると彼は指摘する。

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References

  1. First AI-designed 'universal vaccine' tested in humans: UK researchers - Medical Xpress · medicalxpress.com
  2. RFK, Jr. Still Doesn't Care About Long COVID Patients - CounterPunch.org · counterpunch.org
  3. Long Covid is still here. I know – my life came to a stop because of it - The Guardian · theguardian.com