Grailの血液検査Galleri、大規模試験で進行期がんを減らせず

大規模臨床試験で、Grailの血液検査Galleriが進行期がんの診断を減らさなかったことが判明し、多がん種の早期発見に疑問が投げかけられた。一方、FDAは2番目の血液ベースの大腸がん検診検査を承認し、AIを活用した液体生検がユーイング肉腫に対して有望性を示した。

がんの早期発見を目的とした血液検査が、大規模臨床試験で進行期がんを減らすことができなかったと、検査開発企業のGrailが発表した。NHS-Galleri試験として知られるこの研究では、Galleriでスクリーニングを受けた参加者において進行期がん診断の統計的に有意な減少は認められず、多がん種早期発見血液検査が患者にとって意味のある結果をもたらすかどうかに疑問が投げかけられた。

Galleriとして知られるGrailの検査は、50種類以上のがんについて血液中の微小ながんDNA断片を検出する。この検査は2021年から米国で販売されており、価格は949ドルである。まだFDAの承認は得ていないが、同社は特定の検査を審査なしで販売することを認める規制上の抜け穴を利用して販売している。保険でカバーする保険者はごく少なく、大半の人は自己負担で支払う。Grailはこれまでに約50万件の検査を販売しており、昨年は18万5000件以上を販売した。2026年2月には、Hims & Hersによるスーパーボウル広告がこの検査を宣伝した。

同社は米国政府に対し、Medicareの適用対象にするよう強く働きかけていた。今月初めに連邦議会を通過し、トランプ大統領が署名して成立した歳出法案は、Medicareががん検出検査をカバーすることを認めており、Galleriは政府の承認を受ける資格のある検査の一つになり得る。本社をシリコンバレーに置くGrailは、春のがん学会でこの研究のより詳細な結果を発表する予定である。

Galleriは初期の研究で有望性を示してきた。50歳以上の成人3万5000人以上を登録したPATHFINDER 2試験では、米国推奨の標準スクリーニングにGalleriを追加することで、がん検出が7倍以上に増加し、新たに検出されたがんの半数以上が早期段階で見つかった。また、この検査は92%の症例で腫瘍の位置を正確に予測した。しかし、NHS-Galleri試験の初期結果は、早期発見によって診断時の全体的な病期に測定可能な変化が生じなかったことを示唆しており、これは検査が患者の転帰に与える潜在的な影響を理解する上で極めて重要な指標である。

広さと深さのトレードオフは、この分野の中心的な課題である。Galleriが幅広い種類のがんを検出する能力を示している一方で、多がん種早期発見検査は生物学的、技術的、医療制度上の課題に直面している。無症状の集団では、これらの検査は血液中を循環する腫瘍由来のバイオマーカーを検出することに依存している。しかし、腫瘍によってDNAの放出量は大きく異なり、一部のがんは病気が進行して初めて検出可能な断片を放出する場合がある。単一の検査を数十種類のがんに対応できるよう拡大すると、個々のがんに対する感度が薄まり、早期病期の見逃しリスクが高まる可能性もある。特異度が高い場合でも、偽陽性は不要な不安、診断手続き、医療費を生み出す可能性がある。

Michigan Institute of Urologyの最高医学責任者によると、「有望な兆候はあったものの、進行期がんの明確な減少は示されなかった。この技術は有望だが、集団全体のスクリーニング解決策として機能する段階にはまだ達していない」という。Texas A&M Universityの薬学研究者は「血液検査の臨床的信頼性は向上しているが、液体生検がまだ単独の診断法として使用されていない理由の一つは、がん種や病期をまたいだ感度の限界、特に早期がんにおける感度の限界であり、独立した診断検査としての使用を制限している」と述べた。

対照的に、より焦点を絞ったアプローチでは、感度と特異度の両方を最大化するための微調整が可能である。標的を絞った検査は、そのがんに固有の微妙な生物学的シグナルを検出するよう較正することができる。FDAは最近、大腸がん検診のための2番目の血液ベースの検査であるFreenomeのSimpleScreen CRC血液検査を承認した。臨床試験では、この検査は約10例中8例の大腸がんを検出した。この検査は、シトシン-リン酸-グアニン(CpG)メチル化のパターン(がんの発生初期にしばしば起こる変化)を検出する。結果は通常約2週間で得られ、陽性の場合は追跡大腸内視鏡検査が必要となる。

血液検査はスクリーニングを実施しないよりはましだと考えられているが、American Gastroenterological AssociationとAmerican Society for Gastrointestinal Endoscopyは、現在の血液ベースの検査は確立されたスクリーニング方法よりも効果が低く、一般的には大腸内視鏡検査や便検査による推奨スクリーニングを受けたがらない人に限定されるべきだと結論づけている。血液ベースの検査は、特に未受診またはスクリーニングを受ける期限が過ぎている人々の受診率向上に役立つ可能性がある。

もう一つの焦点を絞った応用として、Cancer Research UK National Biomarker Centreの研究者らは、主に子供と青年に影響を及ぼす稀な骨・軟部組織がんであるユーイング肉腫(Ewing sarcoma)向けに、AIを活用した液体生検検査を開発した。この検査は、単一の変異ではなくDNA断片のパターンを特定するために、EwingSignと呼ばれる機械学習モデルを使用する。ユーイング肉腫の子供と若年成人26人から採取した血液サンプルを調べた研究では、病気が再発した18人の患者のうち15人でがんの兆候を検出した。研究主任は、このセンターの小児がん向け液体生検開発は初めてであり、モデルがその可能性を発揮できるかどうかを判断するには、より大規模な研究が必要だと述べた。

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References

  1. FDA approves second blood test to help close colorectal cancer screening gap · medicalnewstoday.com
  2. Blood test pinpoints prostate cancer's response to treatment - The Telegraph · telegraph.co.uk
  3. Blood test powered by AI shows early promise in monitoring rare childhood cancer · fiercebiotech.com
  4. How close are we to detecting any cancer with a blood test ? | Drug Discovery News · drugdiscoverynews.com
  5. Grail's Cancer Detection Test Fails in Major Study - The New York Times · nytimes.com