Zentalis、Cyclin E1陽性卵巣がん向けazenosertibの400 mgレジメンを選定
Zentalisは、DENALI第2相試験Part 2aの中間解析を受け、Cyclin E1陽性プラチナ抵抗性卵巣がん向けにazenosertibの1日1回400 mg、5日間投与・2日間休薬レジメンを選定した。このレジメンはDENALIとASPENOVAでの採用が予定されており、同社は迅速承認の可能性を視野に開発を進めている。
Zentalis Pharmaceuticalsは、DENALI Part 2a Phase 2試験の事前規定された中間解析を受け、Cyclin E1陽性プラチナ抵抗性卵巣がんに対するazenosertib単剤療法の最適用量として、1日1回400 mg、5日間投与・2日間休薬レジメンを選定したと発表した。同社によると、この用量決定は、差別化された奏効率、同程度の安全性、ならびに主要試験であるDENALI Phase 2と検証的試験であるASPENOVA Phase 3の両試験に組み入れる計画によって裏付けられた。
今回の用量選定は、このバイオマーカーで選別された患者集団において、迅速承認の可能性がある経路をZentalisが追求する上で中核となる。azenosertibは、Cyclin E1陽性プラチナ抵抗性卵巣がんの治療について、米FDAからFast Track Designationを取得している。
Zentalisはまた、2026 AACR Annual Meetingで前臨床データを発表し、開発中のWEE1阻害薬azenosertibが、抗体薬物複合体に抵抗性を示すトリプルネガティブ乳がんの治療において有効性を示す可能性があり、卵巣がんを超えて適応が拡大する可能性があると明らかにした。前臨床データでは、azenosertib併用療法がADC抵抗性TNBCモデルで完全腫瘍応答を誘導したことが示された。
さらに、リアルワールドデータから、Cyclin E1陽性卵巣がん患者は有意に不良な転帰を示すことが、このタンパク質の過剰発現を認めない患者と比べて明らかになり、この患者集団に対する有効な治療法の必要性が浮き彫りになった。これらの知見は、Cyclin E1陽性患者に対する標的治療としてのazenosertibを評価する進行中の研究と、新規併用療法での活用可能性を裏付けるものだ。
Zentalisは、新たな用量が進行中および計画中の両試験の指針となるとし、DENALIでは2026年末のトップライン結果公表に向けて開発が進んでおり、拡大されたPart 2c cohortが迅速承認に向けた論拠を支えるとしている。同社は米国でさまざまながん治療向けの低分子治療薬の創製・開発に注力する臨床段階のバイオ医薬品企業である。