第3相試験2件、脳転移に対する放射線療法の進歩を示す

第3相試験2件が脳転移に対する放射線療法のアプローチを検証した。タイル型小線源治療は1年再発率を1.3%に低下させ、全生存期間の中央値を改善した。定位放射線治療は全脳照射と比較して症状負担を軽減した。

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、脳手術中にコラーゲンタイルを留置して標的放射線療法を行うタイル型放射線療法(TBRT)が、外科的切除を必要とする新診断の脳転移患者において、現在の標準治療と比較して腫瘍制御を大幅に改善し、再発リスクを低下させ、全生存期間を延長したと報告した。別の第3相試験では、5〜20個の脳転移を有する患者において、個々の脳転移に焦点を当てた定位放射線治療が、海馬回避全脳照射と比較して症状負担と日常生活への支障を軽減した。

ROADS試験は、セシウム131コラーゲンタイル型放射線療法と標準治療である術後**定位放射線治療(SRT)**を比較した初のランダム化比較第3相試験であり、2026年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で発表された。1年後、TBRTで治療した患者の外科的部位の再発率は1.3%であったのに対し、SRT群では15.4%であった。主要な副次評価項目である全生存期間の中央値は、TBRTで42.5ヵ月であり、標準SRTの17.6ヵ月の2倍以上であった。

TBRTは、GT Medical Technologies, Inc.が開発した米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けた低線量小線源治療デバイスを使用する。切手ほどの大きさの小さなタイルには、セシウム131を封入したシードが均等に配置され、コラーゲンマトリックスに埋め込まれている。このタイルは、手術後に残った空洞の周囲に「壁紙のように」貼り付けられる。これにより、残存する微小腫瘍細胞のほとんどが存在する空洞表面に放射線が均等に分布する。シードは、健康な組織への曝露を制限しながら、数週間にわたって低線量の治療用放射線を放出する。

重篤な治療関連副作用についてはTBRTとSRTの間に差はなく、脳転移に対する放射線治療を受ける患者において重要な晩期リスクである放射線壊死の発生率も、2群間でほぼ同一であった。TBRTを受けた患者は、頭蓋照射をより迅速に完了でき、その多くがわずか1日で完了したのに対し、術後SRTの予定が必要な患者では中央値32日であった。

2つ目の試験は、米国の4つの病院ベースの施設で実施された第3相非盲検ランダム化臨床試験で、5〜20個の脳転移を有する196人の患者が、定位放射線治療またはメマンチン併用の海馬回避全脳照射に1:1でランダム化された。主要評価項目について173人が解析された。定位放射線治療群は、平均症状重症度および支障スコア(MDアンダーソン症状インベントリ(脳腫瘍)変化:-0.32)が海馬回避全脳照射(変化:0.74)と比較してより大きく改善した。群間平均差は-1.06であった。全生存期間は類似していた(中央値8.3ヵ月対8.5ヵ月)。定位放射線治療は、時間の経過とともに機能的独立性、パフォーマンスステータス、認知機能テストのスコアを改善した。新たな脳転移は定位放射線治療後に頻繁に発生したが、その後の全脳照射の必要性は低かった。関連する重篤な有害事象は、定位放射線治療群の12%、海馬回避全脳照射群の13%で発生し、最も多かったのは疲労であった。

ROADS試験の研究者らは、手術中に放射性タイルを即時留置することが、手術を必要とする脳転移患者の新たな標準治療になる可能性があると示唆した。2つ目の試験の結果は、5〜20個の脳転移を有する患者において、定位放射線治療が海馬回避全脳照射よりも症状負担を軽減し、日常生活機能をよりよく保つ可能性があり、重篤な有害事象のリスクは同程度であることを示唆している。

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References

  1. Long-term outcomes of adjuvant metronomic capecitabine in locoregionally advanced ... - Nature · nature.com
  2. ASCO: Tile-Based Radiation Therapy Lowers Risk of Recurrence in Brain Metastases · newswise.com
  3. Treatment for Brain Metastases With Stereotactic Radiation vs Hippocampal-Avoidance ... · jamanetwork.com