BridgeBioのinfigratinib、軟骨無形成症の第3相試験で成功 2026年に承認申請へ

BridgeBio Pharmaは、経口infigratinibが軟骨無形成症小児を対象とした国際第3相PROPEL 3試験で主要評価項目および副次評価項目を達成し、プラセボに対して身長増加速度の優越性を示したと発表した。8歳未満では体型比の改善で統計学的有意差も示され、同社は2026年後半に米国・欧州でNDA/MAAの提出を計画している。

BridgeBio Pharmaは2026年2月12日、経口治療薬 infigratinib が、四肢短縮を伴う不均衡型低身長(短肢性低身長)を来す骨系統疾患のうち最も一般的な 軟骨無形成症 の小児を対象とした国際第3相PROPEL 3試験で主要評価項目を達成したと発表した。同社は2026年後半に米国および欧州で規制当局の承認取得を目指す。

無作為化、二重盲検、プラセボ対照のPROPEL 3試験では、成長板が開存する3歳以上18歳未満の軟骨無形成症の小児約110人を対象にinfigratinibを評価した。参加者は2:1の割合で、infigratinib 0.25mg/kg/日またはプラセボに無作為に割り付けられた。

本試験は、52週時点の 年換算身長増加速度(annualized height velocity: AHV) のベースラインからの変化という主要評価項目を達成し、平均治療差+2.10 cm/年、LS平均(最小二乗平均)治療差+1.74 cm/年でプラセボに対する優越性を示した(p<0.0001)。

副次評価項目である52週時点の絶対AHVについても、infigratinibはプラセボと比較して有意な改善を示し、無作為化軟骨無形成症試験でこれまでに報告された中で最も高いLS平均絶対AHVを達成した(infigratinib群5.96 cm/年、プラセボ群4.22 cm/年)。

身長Zスコア(軟骨無形成症の参照集団)のベースラインからの変化はプラセボを上回り、LS平均治療差は+0.32 SDであった(p<0.0001)。これは軟骨無形成症における無作為化試験で観察された最大の差である。治療群のベースラインからのLS平均変化は+0.41 SDで、軟骨無形成症の無作為化試験における治療群で観察された最大の改善であった。

事前規定された探索的解析として、8歳未満(参加者の50%以上)の小児では、経口infigratinibは、52週時点の上半身対下半身の体型比(プロポーショナリティ)のベースラインからの変化という重要な副次評価項目において、無作為化軟骨無形成症試験で初めてプラセボに対する統計学的有意差を示した。プラセボに対するLS平均低下は-0.05であった(p<0.05)。全体集団では、infigratinibはLS平均で-0.05の低下を示し、無作為化軟骨無形成症試験の治療群で観察された最大の低下であった。52週時点のプラセボに対する有利なLS治療差は-0.02であった(p=0.1849)。

infigratinibは忍容性が良好で、試験薬に関連した中止はなく、試験薬に関連した重篤な有害事象も認められなかった。高リン血症は3例(4%)報告されたが、いずれも軽度かつ一過性と判断され、減量または中止を要した症例はなかった。FGFR1または2の阻害(例:網膜または角膜)に関連する有害事象や、C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)アナログに典型的な事象も認められなかった。

BridgeBioは、承認取得を支援するため、2026年後半にinfigratinibの新薬承認申請(NDA)および販売承認申請(MAA)の提出計画について規制当局と協議する意向である。infigratinibは軟骨無形成症に対してFDAからブレークスルーセラピー指定を受けているほか、FDAおよびEMAの双方からオーファンドラッグ指定、ならびにファストトラック指定も受けている。FDAのブレークスルーセラピー指定を受けた開発中の軟骨無形成症治療薬は本剤のみである。

これらのデータの強さを踏まえ、BridgeBioは、軟骨無形成症よりも軽症で成長障害が比較的軽い 軽度軟骨無形成症(hypochondroplasia における経口infigratinibの開発を加速する計画であり、第3相試験に向けた観察的ランインへの登録を進めている。同社はまた、軟骨無形成症の新生児から3歳までを対象としたPROPEL Infant and Toddler試験において、infigratinibの臨床試験を継続中である。

承認されれば、infigratinibは軟骨無形成症に対する初の経口治療薬となり、BioMarin Pharmaceutical's Voxzogo(vosoritide)と競合する見込みだ。Voxzogoは毎日注射する治療薬で、2021年11月に軟骨無形成症として初めてFDA承認を取得した。Voxzogoは昨年1月から9月にかけてBioMarinに6億5,400万ドルの売上をもたらし、同社売上高の4分の1超を占めた。

Ascendis Pharma's TransCon CNPnavepegritide、週1回の皮下注射)は現在FDAの審査中で、PDUFAの目標アクション日(審査期限)は2026年2月28日である。

軟骨無形成症はFGFR3により駆動される遺伝性疾患で、身長だけでなく、身体機能や自立にも影響を及ぼす。米国と欧州連合では約55,000人が罹患している。infigratinibは、FGFR3タンパク質のリン酸化を直接阻害するよう設計された経口の線維芽細胞増殖因子受容体1-3阻害薬で、FGFR3の過剰活性を標的とすることで軟骨無形成症の根本原因に対処する。FGFR3タンパク質は、軟骨細胞の増殖、成熟、骨への置換を妨げることで骨成長を抑制する。

発表を受け、木曜日にBridgeBio Pharmaの株価は5%以上上昇して約77ドルとなり、一時84.94ドルの高値を付け、52週レンジの28.33〜84.94ドルの上限に近づいた。

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References

  1. Why BridgeBio Pharma (BBIO) Is Up 10.6% After Breakthrough Phase 3 Infigratinib Data In ... · finance.yahoo.com
  2. BridgeBio Nears 52-Week High On Strong Dwarfism Trial Data, Plans FDA Filing In 2026 · www.sahmcapital.com
  3. BridgeBio looks to challenge BioMarin in dwarfism market on Phase III win · www.clinicaltrialsarena.com
  4. BridgeBio Reports Positive Phase 3 Topline Results for Oral Infigratinib with the First ... · investingnews.com
  5. BridgeBio scores with dwarfism drug , setting up showdown with BioMarin, Ascendis · www.biopharmadive.com
  6. Dwarfism golden gate? Bridgebio's infigratinib phase III hits - BioWorld · www.bioworld.com
  7. BridgeBio Pharma shares rise on 'compelling' Phase 3 trial results for achondroplasia drug · www.proactiveinvestors.com
  8. Infigratinib Improves Growth in Children With Achondroplasia - MPR - eMPR.com · www.empr.com
  9. BridgeBio's oral drug boosts growth in children with dwarfism in late-stage trial | Reuters · www.reuters.com
  10. BridgeBio's dwarfism drug succeeds in Phase 3, adding to recent late-stage wins · endpoints.news
  11. BridgeBio gains on phase 3 dwarfism data - pharmaphorum · pharmaphorum.com