BioNTech、Modernaを提訴 次世代COVID-19ワクチンmNEXSPIKEの特許侵害を主張
BioNTechはデラウェア州の連邦裁判所に、Modernaの次世代COVID-19ワクチンmNEXSPIKEが特許を侵害しているとして提訴した。訴えでは、簡素化されたmRNAワクチン設計に関するBioNTechの権利を侵害し、**US Patent No. 12,133,899**に抵触すると主張している。
ドイツのバイオ医薬品企業BioNTechは木曜日、ModernaのCOVID-19ワクチンmNEXSPIKEが、BioNTechとPfizerの競合ワクチンComirnatyに関連する特許を侵害しているとして、デラウェア州の連邦裁判所に提訴した。訴状によると、米国食品医薬品局(FDA)が2025年に承認したModernaの次世代COVID-19ワクチンmNEXSPIKEは、より少ない用量で患者に投与できる、簡素化されたメッセンジャーRNA(mRNA)ベースのワクチン設計に関するBioNTechの技術上の権利を侵害しているという。
BioNTechは、ModernaのワクチンがUS Patent No. 12,133,899を侵害していると主張した。同特許は、同社がパートナーとともにComirnatyのCOVID-19ワクチンを開発する過程で確立したという、簡素化されたmRNAワクチン設計に関するものだ。Modernaの広報担当者は、BioNTechの訴えに対して会社として争う方針だと述べた。BioNTechは、新たな訴訟に関するコメント要請に直ちには応じなかった。
今回の提訴は、両社の間で続く特許紛争における最新の動きとなる。Modernaは2022年、ComirnatyをめぐってBioNTechとパートナーのPfizerを特許侵害で提訴しており、その訴訟は現在も継続中である。これらの案件は、大ヒットしたワクチンに用いられた技術のロイヤルティを求めるバイオテック企業による特許訴訟の波の一部でもある。
訴状によれば、mNEXSPIKEは2025-26年の呼吸器ウイルスシーズンを通じて、ModernaのCOVIDワクチン収益の55%を占める見込みだという。COVIDワクチンの収益は、パンデミックのピーク時にModernaのSpikevaxやPfizerとBioNTechのComirnatyが企業にもたらした収益が数十億ドル規模に達していた頃から、急減している。さらに、米国大統領Donald Trumpがワクチン懐疑派のRobert F. Kennedy Jr.を保健長官に任命して以降、ワクチン収益全般も落ち込んでいる。
この訴訟に直接関与していないPfizerの広報担当者も、直ちにはコメントしなかった。