Novartis、営業利益が17%増 アナリストはバリュエーション・プレミアムを指摘
Novartisは2025年度の年間営業利益が170.7億ドルとなり、前年比17.40%増加した。AlphaValue/Baader Europeは目標株価を136スイスフランへ引き上げたが、Big Pharma平均に対する約25%のバリュエーション・プレミアムを理由に「reduce」を維持した。
Novartis AGは2025年度の年間営業利益が170.7億ドルとなり、前年度の145.4億ドルから17.40%増加したと発表した。営業利益率は2024年の28.12%から31.15%へ拡大し、四半期の営業利益は35.2億ドルに達した。
通年の売上高は548.1億ドルで、2024年の517.2億ドルから増加した。2025年の業績は、2024年に営業利益が2023年の97.7億ドルから48.88%急増した流れを引き継ぎ、営業利益の伸びが継続したことを示す。
通期決算を受け、AlphaValue/Baader EuropeはNovartisの目標株価を128スイスフランから136スイスフランへ引き上げた一方、投資判断は「reduce」を据え置いた。同社の事業構成が、がん領域、神経科学、免疫学、心血管など、より高成長の分野に傾いている点を挙げ、この構成は需要の安定化や、つまずいた同業他社と比べて健全なR&Dパイプラインにつながり得ると指摘した。
バリュエーションに関する懸念は、Novartisが推定2026年利益の約22倍で取引されており、AlphaValueが算出するBig Pharma平均に対して約25%のプレミアムとなっている点にある。同社は、経営陣が掲げる売上高CAGR(年平均成長率)5%〜6%の目標は達成可能に見えるものの、プレミアム評価を正当化するには十分ではないと述べた。
AlphaValueは、追加買収(bolt-on acquisitions)を賄える堅固なバランスシートにも言及した。過去のデータでは、Novartisの営業利益は2016年の82.7億ドルから増加してきたが、2022年には20.98%減少するなど、変動も経験している。