成人PLCHにおける血中MMP-7・TNF-α値とFEV1低下の関連

成人肺ランゲルハンス細胞組織球症(PLCH)において、FEV1が低下した患者では診断時のTNF-αおよびMMP-7値がFEV1安定群よりも有意に高かった。また、MMP-7値はFEV1値と負の相関を示した。

TNF-αおよびMMP-7値は、肺ランゲルハンス細胞組織球症における予後予測血液バイオマーカーとなる可能性がある。 経時的に1秒間強制呼気量(FEV1)の低下パターンを示した患者では、診断時のTNF-αおよびMMP-7値が、中央値3.6年[IQR 2.2–5.1]の追跡期間中FEV1が安定していた患者と比較して有意に高値であった。

肺ランゲルハンス細胞組織球症(PLCH)の自然経過は予測不能である。本研究の目的は、PLCH患者の診断時における各種血液メディエーターの値を評価し、FEV1の転帰との関連を検討することであった。

マルチプレックス免疫測定法を用いて、診断時にFEV1安定群と低下群の患者における30種類のメディエーターの血清濃度を測定した。年齢、性別、1日あたりのタバコ消費量をマッチング変数として調整した多変量調整ロジスティック回帰モデルを用いて、FEV1値に基づいて層別化された患者間の濃度を比較した。

経時的にFEV1低下パターンを示し、PLCH診断時に血液検体が利用可能であった9名の患者と、FEV1が安定していた16名の患者をマッチングした。単変量解析において、マッチング変数で調整後、2つのバイオマーカー(TNF-αおよびMMP-7)の値が、FEV1低下群で安定群よりも有意に高値であった。

TNF-αの血清中央値は、FEV1低下群で137 [75–358] pg/mL、FEV1安定群で60 [45–92] pg/mLであった(p = 0.032)。MMP-7の中央値は、それぞれ16344 [13318–18000] pg/mLおよび11555 [9796–12495] pg/mLであった(p = 0.047)。

FEV1値とMMP-7値の間には負の相関が認められたが(rho = −0.65, p = 0.001)、TNF-α値との間には認められなかった(rho = −0.33, p = 0.14)。

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References

  1. RETN and BMP2 as potential biomarkers for prognosis and immune landscape in lung ... · nature.com
  2. Utilizing bulk and single-cell RNA sequencing to identify potential biomarkers linked to ... - Nature · nature.com
  3. Blood MMP-7 and TNF-α levels as potential prognostic biomarkers for adult pulmonary ... · nature.com