米連邦地裁、CDCワクチン諮問委員会の委員任命を差し止め
連邦判事がCDCのACIP委員任命を凍結し、投票を停止、さらにHHSによる最近のワクチン政策変更を一時差し止めた。この判決により、複数のFDA承認ワクチンが審査待ちとなっている。
マサチューセッツ連邦地方裁判所は先月、疾病対策センター(CDC) の予防接種実施諮問委員会(ACIP) に対するロバート・F・ケネディ・ジュニア氏による委員任命について、連邦諮問委員会法に抵触する可能性が高いとして、仮差止命令を発出した。ブライアン・マーフィー判事はまた、現在活動停止中のACIPが行った全ての投票を差し止め、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が昨年任命した委員の過半数が不適格であるとの判断を示した。
本差止命令はさらに、米国保健福祉省(HHS) が2026年1月5日に発出した大幅に改訂されたワクチンスケジュールを停止し、2025年5月のCOVID-19ワクチン推奨に関する長官指令を覆し、2025年12月のACIP会合で決定されたB型肝炎ワクチン推奨の格下げを撤回した。
主に米国の医療学会・協会で構成される原告らは、HHSが年初に全国小児予防接種スケジュールの抜本的見直しを発表したことを受けて、本差止命令を請求した。本判決は、より広範な訴訟**「米国小児科学会ほか対ケネディほか事件」**の一環として下されたものである。原告らは、HHSの最近の指令が、従来から国家ワクチンガイダンスの策定に用いられてきた長年のエビデンスに基づく手続きを回避していると主張している。
本判決により、CDCは新たなワクチンや既存ワクチンの更新された用法を推奨する実務可能な諮問パネルを失い、複数のFDA承認ワクチンが現在ACIPの審査待ちとなっている。専門家らは、ACIPの推奨がなければ、新たに承認されたワクチンに対する保険適用に影響が及ぶ可能性があると警告している。
HHSの報道官は、HHSが検証していない今後の対応に関する主張を「憶測」と表現したが、それ以上のコメントは控えた。