米軍、カリブ海と太平洋で麻薬密輸疑惑船を攻撃し11人死亡

米軍は麻薬密輸の疑いがある船舶3隻に対して攻撃を実施し、カリブ海と東太平洋で11人が死亡した。この攻撃により、9月以降の死者数は少なくとも159人に達した。

米軍はカリブ海と太平洋で麻薬密輸疑惑船3隻を沈没させ、11人が死亡したと、ラテンアメリカにおける米軍作戦を統括するUS Southern Commandが発表した。当局によると、死亡した11人のうち、4人は東太平洋の最初の船舶で、4人は同じく東太平洋の2隻目の船舶で、3人はカリブ海の3隻目の船舶で死亡した。

攻撃は月曜日深夜、US Southern Commandの司令官であるFrancis L. Donovan海兵隊大将の指示により、「麻薬テロリスト」とされる者に対して実施された。「情報により、船舶が既知の麻薬密輸ルートを航行しており、麻薬密輸活動に従事していることが確認された」とSouthern Commandは声明で述べ、ミサイル攻撃を受けて船舶が爆発する様子を映した動画を公開した。作戦で米軍関係者に負傷者はなかった。

今回の攻撃により、トランプ政権が9月初旬に「麻薬テロリスト」と呼ぶ者を標的にし始めて以降、米軍による船舶攻撃で殺害された人数は少なくとも159人に達した。麻薬密輸に関与したとされる船舶への最初の攻撃が発表された9月2日以降、ワシントンは40回以上の攻撃を認めている。

金曜日には、米軍が東太平洋で麻薬密輸疑惑船に対して別の「致死的動的攻撃」を実施し、1人が生存、2人が死亡した。攻撃後、軍は攻撃を生き延びた3人のために「直ちにUS Coast Guardに通知し、捜索救助システムを起動させた」と述べた。沿岸警備隊は声明で、同隊の船舶が遺体2体と生存者1人を収容し、Costa Rica沿岸警備隊に引き渡したと発表した。

今回の新たな攻撃は、空母Gerald Fordがカリブ海を離れた後に行われた。同空母は10月、Operation Southern Spearの一環としてカリブ海に派遣されていた。これはトランプ政権が1月3日にカラカスでNicolás Maduro大統領と妻のCilia Floresを拘束する作戦に至るまでの数か月間、Venezuelaに圧力をかけるために利用した麻薬取締任務である。攻撃の頻度は、米軍が1月初旬にVenezuela大統領を拘束して以降、顕著に減少している。同大統領はトランプ政権から麻薬密輸組織と協力していると非難されていた。

東太平洋とカリブ海での攻撃に関する軍の声明の大半と同様に、US Southern Commandは既知の密輸ルート沿いで麻薬密輸疑惑者を標的にしたと述べた。軍は船舶が麻薬を運搬していた証拠を提示しなかった。米国は、攻撃した船舶が麻薬を運搬していたという主張を裏付ける証拠を一切提示していない。

トランプ政権は殺害は合法であると主張している。議会への声明で、ホワイトハウスはトランプ大統領が米国は麻薬カルテルと正式な武力紛争状態にあり、麻薬密輸船の乗組員は「戦闘員」であると「決定した」と述べた。Pete Hegseth国防長官は、作戦全体の目的は「我々の半球から麻薬テロリストを排除し」、「我々の国民を殺している麻薬」から米国を守ることだと述べている。Donald Trumpは、軍が麻薬密輸疑惑者に対する作戦を遂行するよう指示されているとして、米国はラテンアメリカのカルテルと「武力紛争」状態にあると述べている。Trumpは米国への麻薬流入を食い止めるための必要なエスカレーションとして攻撃を正当化しているが、政権は「麻薬テロリスト」とされる者の殺害を支持する証拠をほとんど提示していない。

麻薬密輸疑惑者への攻撃は、国際法の専門家から違法と評されている。一部の法律専門家は、これらの攻撃は適正手続きなしに民間人を標的にすることで違法であり、国際法に違反する可能性があると述べている。多くの専門家と数人の議員(その大半は民主党野党)は、これらは国際法と米国法に違反する超法規的処刑であると主張している。

批判者らは船舶攻撃の全体的な合法性とその有効性に疑問を呈している。その理由の一つは、多くの致死的過剰摂取の原因となっているfentanylは通常、Chinaとインドから輸入された化学物質を使ってMexicoで生産され、陸路で米国に密輸されているためである。

Pentagonは9月の最初の攻撃以降、戦略を変更したようだ。当初は生存者を殺害するための追加攻撃を命じていた。生存者の殺害は、1945年に第二次世界大戦の戦勝国がナチスのUボート乗組員を難破船生存者殺害で訴追して以降、戦争犯罪の典型例とされてきた。

先週、カリブ海の攻撃艦から海に転落した米海兵隊員が、トランプ政権の麻薬密輸船を標的とする作戦における最初の米国人犠牲者となったことが明らかになった。

1月、Trinidad and Tobagoの2家族が、10月14日のカリブ海における麻薬密輸疑惑船への米軍攻撃で親族2人が死亡したことをめぐり、ワシントンの政府を相手取って米国の裁判所に初の訴訟を起こした。10月14日の攻撃で殺害されたTrinidad and Tobago人男性2人の遺族は、攻撃が「冷血な無法殺人、スポーツのための殺人、見せ物のための殺人」に相当すると主張する訴訟を起こした。

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References

  1. US has struck another alleged drug -smuggling boat, US Southern Command says · theguardian.com
  2. The United States kills 11 people in three new strikes on alleged drug ‑running boats in the ... · english.elpais.com
  3. Eleven killed in multiple strikes on alleged drug boats, US military says - BBC · bbc.com