Natco Pharma株、インドで後発semaglutide発売承認受け11%急騰
Natco Pharmaは、2型糖尿病治療に用いる後発semaglutide注射剤について、インド当局CDSCOから製造・発売の承認を取得した。来月の発売方針が好感され、同社株は月曜日に一時11%超上昇した。
Natco Pharma Ltd.の株価は、同社が来月インドで後発のsemaglutide注射剤を発売すると発表したことを受け、月曜日の取引開始直後に11%超上昇した。処方箋医薬品である本剤は、食事療法および運動療法の補助として、血糖コントロールが不十分な成人の2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療に用いられる。
保健・家族福祉省の傘下にあるCentral Drugs Standard Control Organisation(CDSCO)は土曜日、Natco Pharmaに対し同薬の製造および発売を承認した。
Semaglutideは、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であり、米国Food and Drug Administrationにより、Ozempic、Wegovy、Rybelsusという3つの別個のブランド医薬品として承認されている。3ブランドはいずれもインドで入手可能である。血糖値が高いときに膵臓から適切な量のインスリンが分泌されるのを助けることで作用する。インスリンは筋肉細胞および脂肪細胞にグルコースの取り込みを促し、取り込まれたグルコースはエネルギーとして利用される。
第3四半期決算説明会(earnings concall)で幹部がアナリストに語ったところによると、インドのsemaglutide市場は多くの後発品が参入する中で競争が激しくなる見通しで、Natcoは自社ブランドを発売するとともに、他の2社へライセンス供与(out-license)する。
Semaglutideは国内事業の主要な成長ドライバーになると見込まれており、350~400人の医薬情報担当者(medical representatives)を販促に充て、20%超の成長を目標としている。米国では今後30カ月以内にsemaglutideについてFDA承認を得た競合品はなく、Natco PharmaはOzempicとWegovyの主要用量(strengths)について単独のFirst-To-File(FTF)独占権を保有しており、Ozempicについてはすでに和解済みである。
Natco Pharmaの株価はNSEで日中最大11.5%上昇し、Rs 918.65となった。これは指標のNifty 50が0.3%上昇するのに比べ大きい。株価はNifty 500指数で値上がり率トップとなった。当日のこれまでの出来高は30日平均の25倍に達した。相対力指数(relative strength index)は62だった。
Natco Pharmaをカバーする11人のアナリストのうち4人が同株に「買い」を付与し、4人が「保有」、3人が「売り」を推奨している。12カ月のアナリスト目標株価の平均は、12%の上昇余地を示唆している。