Novo Nordisk、OzempicとWegovyの薬価(リスト価格)を2027年から最大50%引き下げへ
Novo Nordiskは、Wegovy、Ozempic、Rybelsusのリスト価格を2027年から35%〜50%引き下げ、月額$675とすると発表した。高免責プラン加入者やコインシュアランス負担の患者の自己負担軽減が狙いだが、支払者はリベート・割引後のネット価格を重視するため、給付拡大につながるとは限らない。
Novo Nordiskは、競合のEli Lillyから市場シェアを取り戻すべく、人気の減量薬Wegovyと糖尿病治療薬OzempicおよびRybelsusのリスト価格を2027年から最大で半額まで引き下げると火曜日に発表した。同社はsemaglutide製剤のリスト価格を35%〜50%引き下げ、月額$675とする。
リスト価格の引き下げにより、GLP-1薬は、自己負担上限(免責額)が高い患者や、医薬品のコインシュアランス(自己負担割合)を支払う患者を含め、より利用しやすくなる。処方薬購入時にリスト価格の一定割合を支払う必要がある保険加入者、あるいは高免責プランで免責額に達するまでリスト価格を負担しなければならない患者にとって、この措置は自己負担額の低減につながる。
ただし、薬価が複雑に成り立つ現実の中では、今回の値下げが、より多くの支払者(保険者等)がこれらの薬を給付対象にすることを意味するとは限らず、その結果として利用できる人が大幅に増えるとも限らない。雇用主やその他の支払者が給付範囲の判断を行う際に重視するのは、リベートや割引後に実際に支払うネット価格である。
関連する動きとして、ブラジルの最高裁はsemaglutideの特許期間延長を認めず、司法による特許期間調整は利用できないことを改めて示し、ライフサイエンス企業に別の戦略を求めた。この判断により、ブラジルにおける医薬品の特許期間は20年という厳格な上限が確立された。