モナッシュ大学と小野薬品、自己免疫疾患治療薬の開発でライセンス契約を締結

モナッシュ大学と小野薬品工業は、自己免疫疾患および炎症性疾患を標的とする抗GPCR抗体の開発・商業化に向けて2件のライセンス契約を締結した。この契約は2023年に発表された研究協力のオプション行使に基づくもので、3年間の共同研究が商業開発段階へと進展することを意味する。両組織の強みを組み合わせ、未充足の医療ニーズに対応する新たな治療法の開発が期待される。

モナッシュ大学と小野薬品工業株式会社は、自己免疫疾患および炎症性疾患の治療を目的とした抗GPCR抗体の開発および商業化を可能にする2件のライセンス契約を締結した。この契約は、免疫学や炎症を含む未充足の医療ニーズを有する領域を標的として、3年間の研究協力が商業開発段階へと進展したことを示す。

ライセンス契約は、小野薬品が2023年に発表され、モナッシュ大学生物医学発見研究所のレミー・ロバート准教授が主導する2件の研究協力プロジェクトのオプションを行使した結果として締結された。Gタンパク質共役受容体(GPCR)は膜受容体の中で最大のクラスを構成し、ヒトゲノムには約800種類存在する。GPCR標的治療薬は多くの疾患領域で主要な薬剤クラスを構成する。

モナッシュ大学は8万人以上の学生を擁するオーストラリア最大の大学であり、世界をリードする高インパクト研究、質の高い教育、革新的なイノベーションで評価を得ている。同大学は60年以上にわたり、画期的な研究を影響力のある商業的成果へと転換してきた。モナッシュ大学のスピンアウト企業は、心血管疾患や精神保健を含む分野で世界的課題に対する持続可能な解決策を開発し、科学的ブレークスルーを推進している。

小野薬品は「病と痛みとの闘いに捧げる」という理念を掲げ、世界中の患者に革新的な治療法を提供している。同社は腫瘍学、免疫学・炎症、神経学を含む未充足の医療ニーズを有する領域を標的とし、創薬を加速するために学術機関やバイオテクノロジー企業との提携を促進している。子会社のDeciphera Pharmaceuticalsを通じて、小野薬品は米国と欧州での臨床開発および商業活動を加速し、グローバル事業拡大を推進し、患者ケアへの取り組みをさらに強化している。

モナッシュ大学医学・看護・健康科学部とモナッシュ・イノベーションが、モナッシュ大学と小野薬品の提携を促進した。この協力関係は、ロバート研究室、学部のビジネス開発チーム、モナッシュ・イノベーション、大学の法務局が共同で取り組み、影響力のある研究とイノベーションの機会を創出するための共同努力を表している。

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References

  1. Monash University and ClinChoice partner to accelerate clinical development of innovative therapies · biospectrumasia.com
  2. Ono and Congruence expand drug discovery collaboration - BioWorld · bioworld.com
  3. Monash University and Ono Pharmaceutical Co., Ltd. sign two licence agreements · monash.edu