Scinai、Recipharm Israel買収を完了しCDMO事業を再編

ScinaiはRecipharm Israel Ltd.を買収し、イスラエル・YavneのcGMP製造拠点を自社CDMOプラットフォームに加えたうえで、Recipharmと長期的な商業提携を締結した。その後、CDMO関連事業をScinai Biopharma Services Ltd.に集約し、2026年のCDMO売上高目標として約500万ドルを掲げた。

Scinai Immunotherapeutics Ltd. は、イスラエル・YavneにあるRecipharmの拠点を運営する Recipharm Israel Ltd. の全株式を取得し、Recipharm と長期的な戦略的商業提携を締結した。2026年4月6日、同社は2026年2月のRecipharm Israel買収に続き、専業CDMO子会社 Scinai Biopharma Services Ltd. を設立する戦略的再編を完了した。

株式譲渡契約の条件に基づき、ScinaiはRecipharm Israel Ltd.を取得した。同社はイスラエル・YavneでcGMP準拠の製造拠点を運営しており、バイオ医薬品顧客の臨床プログラム向けに、初期段階の化学開発および原薬(API)の小規模製造を提供している。今回の買収は、従業員、品質システム、規制当局の承認、顧客契約、継続中の事業運営を含む完全な業務継続性を維持するため、株式取得の形で実施された。株式譲渡契約の財務条件は非公表のままである。

クロージング後、Yavne拠点はScinaiのCDMOプラットフォームの一部として引き続き運営され、初期開発、分析、臨床製造におけるScinaiの既存のエルサレム拠点の能力を補完する。今回の買収と提携契約の結果、Scinaiの拡張された能力は、社内能力とRecipharmとの協業の組み合わせにより、組換えタンパク質、低分子、ペプチド、抗体、オリゴヌクレオチドをカバーすることになる。

買収と同時に、ScinaiとRecipharmは、開発ライフサイクル全体にわたって顧客プロジェクトを支援することを目的とした包括的なCommercial Collaboration Agreementを締結した。この協業の枠組みでは、ScinaiがRecipharmのエコシステム内における初期開発および臨床製造プロジェクトの優先パートナーを務めること、Recipharmが能力および技術的適合性を条件としてScinaiの後期臨床および商業製造における優先パートナーの1社を務めること、Scinaiが事前に定められた商業条件の下でRecipharmのグローバル製造ネットワークにアクセスできること、さらにプログラムがScinaiでの初期開発からRecipharmでの後期または商業製造へ移行する際に、両社が顧客案件を相互紹介し、経済的利益を共有することが定められている。

協業の一環として、両社はMaster Quality AgreementおよびTech Transfer Framework Agreementを締結することで合意した。これにより、品質整合、規制遵守、開発段階をまたぐ顧客プログラムの効率的な移管に向け、あらかじめ定義された契約基盤が整備される。協業契約の下で、開発活動と技術移管は、Scinaiの顧客が適切な段階で効率的かつ円滑にRecipharmへ移行できるよう設計された形で、両社間に構築される。

2026年2月に発表済みだったRecipharm Israel Ltd.の買収に続き、これにはYavneの低分子医薬品開発・製造拠点が含まれていたが、買収した事業体は Scinai Biopharma Services Ltd. に改称された。CDMO事業を集約するための企業再編の一環として、同社は従業員、インフラ、製造施設、顧客契約および関連事業活動を含むCDMO関連事業のすべてをこの事業体へ移管し、Scinai Biopharma Services Ltd.を同社の専業CDMO子会社として位置付けた。Scinai Biopharma Servicesは現在、Scinai Immunotherapeutics が100%所有する、完全統合型の非上場CDMOプラットフォームとして運営されている。

今回の再編により、実行重視の専業CDMO事業とされる Scinai Biopharma Services と、革新的治療薬の開発推進に注力するスリム化された研究開発組織とされる Scinai Immunotherapeutics との間に明確な分離が確立された。CDMOプラットフォームは、エルサレムのバイオ医薬品能力、Yavneの低分子およびAPI製造能力、さらに再委託アクセスと紹介ベースのロイヤルティを提供するRecipharmとの商業提携を組み合わせたものとなる。同社は、2026年のCDMO売上高目標として約500万ドルを示した。

Recipharmのイスラエルにおける製造能力の取得により、Scinaiのイスラエル国内でのCDMO事業基盤は拡大し、既存のエルサレム拠点に補完的な能力が加わる。期待される主な利点には、ペプチドおよびリポソームに加え低分子プログラムへの支援拡大、複雑かつ危険性の高い物質の取り扱い能力の強化、ならびにScinaiのサービス範囲と潜在顧客基盤を強化する運用インフラおよび設備へのアクセスが含まれる。

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References

  1. Scinai reorganization targets $5M CDMO revenue in 2026 | SCNI Stock News · stocktitan.net
  2. Scinai Announces Completion of Acquisition of Recipharm Israel Ltd. and Strategic ... · firstwordpharma.com
  3. Scinai Announces Completion of Acquisition of Recipharm Israel Ltd. and Strategic ... · prnewswire.com