BriaCell、可溶性CD80のライセンスをBriaProへ移管 AACR 2026でポスター4題採択
BriaCell Therapeuticsは、可溶性CD80(Soluble CD80)の独占ライセンスと関連資産を、過半数所有子会社BriaPro Therapeuticsへ移管する資産購入契約を締結したと発表した。併せて、2026年AACR年次総会でのポスター発表として抄録4件が採択され、進行中のBria-IMTのピボタル第3相試験などのデータが示される見通しだ。
BriaCell Therapeuticsとその過半数所有子会社であるBriaPro Therapeuticsは2026年2月18日、BriaProががん治療向けのSoluble CD80を開発・商業化するためのBriaCellの独占ライセンスおよび関連資産を取得することを定めた、最終的な資産購入契約を締結したと発表した。対価として、BriaProはBriaCellに普通株式23,972,589株を発行し、これによりBriaProにおけるBriaCellの持分比率は約78%に上昇する見通しである。取引のクロージングは、利害関係のない株主の承認と独立評価を条件に、2026年3月12日ごろを目標としている。
BriaProは全世界における開発・商業化権を保有し、将来の製品売上に対してUniversity of Maryland, Baltimore County(UMBC)へ2%のロイヤルティを支払う。BriaCellはBriaProに対し最大300万ドルのクレジット・ファシリティを提供し、動物モデルで有望な抗腫瘍活性および免疫増強効果が示されているSoluble CD80の研究開発資金に充てる。
別途BriaCellは、2026年4月17日〜22日に米カリフォルニア州サンディエゴのSan Diego Convention Centerで開催されるAmerican Association for Cancer Research(AACR)年次総会において、同社の抄録4件がポスター発表に採択されたと発表した。採択された抄録は、同社の細胞免疫療法プラットフォームに関連する研究を取り上げており、免疫チェックポイント阻害薬との併用でBria-IMTを評価する進行中のピボタル第3相試験(ClinicalTrials.gov identifier: NCT06072612)のデータや、BriaCellの次世代パーソナライズド・オフ・ザ・シェルフ免疫療法プログラムであるBria-OTS+を支持する研究が含まれる。
ポスターのタイトルおよび発表の詳細は、抄録がAACRのオンラインProceedingsに掲載される2026年3月17日午後4時30分(米東部時間)に公開される予定である。
BriaCell Therapeuticsは臨床段階のバイオテクノロジー企業であり、既存治療に反応しない患者を対象に、がん治療を変革する新規免疫療法の開発に注力している。BriaPro Therapeuticsは前臨床段階の免疫療法企業で、腫瘍に対して体内のがん攻撃細胞の働きを高めることを目的とした結合剤およびタンパク質を開発している。BriaCellはNasdaq(BCTX、BCTXL)およびToronto Stock Exchange(BCT)に上場しており、現在の時価総額は約3,950万カナダドルである。