Bristol Myers Squibb、AnthropicのClaudeをグローバル業務全体に展開

Bristol Myers SquibbはAnthropicのClaudeをグローバル業務全体に導入し、3万人超の従業員が利用できるようにする。BMSは研究開発、臨床開発、製造、商業活動での活用を進め、AIの支援により標的選定からリード分子同定までの時間半減を目指す。

Bristol Myers Squibbは、製薬大手のグローバル業務全体にAIツールClaudeを「共有インテリジェンス・プラットフォーム」として展開するため、Anthropicと包括的な契約を締結したと発表した。この契約により、Claudeの高度な推論能力とエージェント型機能が3万人超のBMS従業員に提供される。BMSは、この協業が、医薬品の研究開発、製造、商業活動を支える日々のワークフローにエージェント型AI機能を組み込んでいくうえで、「重要な進化」を示すものだと述べた。

今回の展開は、BMSにおける3年超にわたるAI投資の継続を意味する。同社はOpenAIのChatGPTが登場した直後の2023年1月、初のAIチャットボットを立ち上げた。今後、BMSはAnthropicの開発者向けツールであるClaude Codeを導入し、社内のソフトウェア開発とAI開発を加速させる方針で、これにより「今日のバイオ医薬品業界を特徴づける分断されたシステムの中に長らく閉じ込められてきたデータと専門知識を解放する」ことを目指す。

医薬品を前進させる中核的ワークフローについて、BMSは、がん、血液、神経科学、免疫学という重点治療領域における創薬標的の同定と最適化を支援するため、BMS独自の研究データにClaudeのAI推論を適用する可能性を評価するとした。AIの支援により、BMSは標的選定からリード分子の同定までの時間を半減させる目標を掲げている。

臨床開発では、試験文書作成への自動化導入を進める一方、データロックから規制当局への申請までの時間短縮も視野に入れる。製造では、根本原因調査や予防措置文書の作成からバッチ出荷判定に至るまで、AIの活用によって品質とコンプライアンスの向上を目指す。商業活動では、AIが「現場のインサイトを、医療従事者とのより個別化され適時なエンゲージメントを可能にする構造化インテリジェンスへと変換し得る」と同社は述べた。

Anthropicのライフサイエンス部門責任者は、Claude規模のプラットフォームは数千のデータソースに接続された「単一のインテリジェンス層」を生み出し、「基盤となる試験データから臨床試験報告書を作成し、数十年にわたる社内研究から適切な科学的文脈を提示し、あるいは製造逸脱の根本原因をリアルタイムで追跡できる」と述べた。BMSとAnthropicの協業は、AnthropicがNovartisのCEOを取締役会に迎えた直後に発表されたもので、同社のライフサイエンス分野への意欲を示している。

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References

  1. BMS taps Anthropic's Claude for enterprise-wide AI adoption - Fierce Pharma · fiercepharma.com
  2. Anthropic and the Gates Foundation are betting $200 million that AI can do more than make money · thenextweb.com
  3. Anthropic raises $30 billion in Series G funding at $380 billion post-money valuation · anthropic.com